成人矯正治療(永久歯列における矯正治療)では一人ひとりの骨格や顎関節、筋肉などの身体状態を正確に把握することが重要となります。
そして、一人ひとりの骨格に合わせた美しい見た目・E‐lineで機能的な咬合(咬み合わせ)を確立して、患者様の人生のQOLを向上させることが何よりも大切です。
当クリニックの大人の矯正治療(Ⅱ期治療)の特徴
青山表参道矯正歯科クリニックでは専門的な知識と技術によって一人ひとりの患者様に最適な治療を提供しています。
オーダーメイドな矯正治療を実現
矯正治療は虫歯の治療といった一般の歯科分野とは全く異なる専門の知識と技術が問われる専門的な分野です。
そして治療を担当する歯科医師の技術によって、治療期間や費用、最終的な仕上がりの美しさも変化します。
青山表参道矯正歯科クリニックでは、一人ひとり異なる歯並びに対して矯正治療における豊富な経験、最新型の3D口腔内光学スキャナー『iTERO』による
通常の印象材よりも精密なデジタルデータおよび歯科用の低線量CTなどの高精度な3Dデジタル診療に基づき、患者様のオーダーメイドな矯正治療を提供しています。
他院で断られたという方もお気軽にご相談ください。
矯正治療の現状
SNS戦国時代の到来で矯正歯科治療だけでなく医療行為そのものがマーケティング合戦のように繰り広げられているのが昨今の日本における現状だと思います。
矯正歯科治療も格安マウスピース矯正の出現による異常なまでの矯正治療の質の低下が懸念されます。
歯並びのデコボコを単純に並んだようにして一見すると見た目だけ良くなったように並べるのは非常に簡単ですが、
現状より口元が出て口ゴボになったり、咬み合わせが悪化したりすることもあります。
治療前よりも患者様一人ひとりに合った
「しっかりと咬める」という機能的な咬合を確立および骨格でできる最大限の美しい見た目を引き出す
には多くの経験と知識、高い技術力が必要となります。
矯正歯科医である私たちがされて嬉しい治療
歯並びは、骨格、E-lineおよび上顎と下顎の噛み合わせの全てのバランスが構築されて初めて人生を笑顔で過ごすことができる咬み合わせになるのです。
大人になると矯正治療は難しいとお考えの方も多くいらっしゃいますが何歳からでも歯並びや噛み合わせを整えることは可能です。
この道一筋で長年研鑽を重ねた矯正治療を専門に行う2人の歯科医師がチームを組んで治療を行うため、
一人ひとりに合ったオーダーメイドな矯正治療をご提供することが可能となっています。
以上のように、当クリニックのモットーでもある
“矯正歯科医である私たちがされて嬉しい治療”
を提供するために必要な最先端の設備と親しみやすいスタッフを揃えました。
そして、患者様の負担を最小限にすることで矯正治療時の痛みや期間を十分に考慮した治療を実現しております。
大人の矯正治療(Ⅱ期治療)は何歳までできる?
大人の矯正治療(Ⅱ期治療)とは永久歯が生え揃っていて顎骨の成長も見られないと判断される場合に行われる治療です。
「大人になっても矯正治療はできるの?」「大人の矯正治療は何歳までできるの?」
という疑問をもつ方も多いですが、歯肉と歯槽骨が健康な状態であることを条件に何歳でも矯正治療は可能です。
歯並びが気になる・咬み合わせが悪いなどは外見の問題だけではなく虫歯や歯周病などを引き起こす原因にもなります。
年齢を気にすることなく矯正治療が可能なためぜひカウンセリングでご相談ください。
大人の矯正治療(Ⅱ期治療)のメリット
矯正治療をはじめるにあたってメリットやデメリットを理解したうえで検討する必要があります。
大人の矯正治療には以下のようなメリットがあります。ご自身の状況と照らし合わせながら検討してみてください。
見た目のコンプレックス解消
矯正治療によって見た目にコンプレックスを抱えている方も口元を気にせず過ごせるようになります。
歯並びを気にされている方の多くが人前で笑うことを躊躇したり写真を撮られるのが苦手だったりと表情に自信をもてていない状態です。
コンプレックスを解消することで自分の表情に自信がもてるようになり心の底から笑顔になれるでしょう。
虫歯や歯周病の予防
歯並びが改善すると歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病を予防できます。
歯が重なって生えていたり(双生歯)すき間があったり(空隙歯列弓)すると、普段の歯磨きで磨きの残しが発生しやすく虫歯や歯周病の原因である細菌の繁殖が起こります。
虫歯や歯周病は歯を失う原因となることから発生のリスクは排除しておくのが安心です。
身体全体の不調が改善
咬み合わせなどが原因で起こる頭痛や肩こり、顎関節症、胃腸への負担などが軽減し、さまざまな不調を改善できる可能性があります。
原因不明の不調は咬み合わせなど口腔内の機能を改善させることで治る可能性があります。
頭痛持ちだから肩こりはしょうがないと諦めずにぜひ矯正治療を検討してみてください。
大人の矯正治療(Ⅱ期治療)のデメリット
さまざまなメリットを感じられる矯正治療ですがデメリットも存在します。
治療前にどのようなリスクがあるか把握しメリットと比較しながら検討してみましょう。
大人の矯正治療(Ⅱ期治療)のデメリットは以下の3点です。
矯正期間中は虫歯や歯周病のリスクが高まる
ワイヤーを使用した矯正治療で起こりやすいデメリットとして
歯と矯正装置の間に食べカスや歯垢が溜まりやすくなり、口腔内の環境を悪化させることが挙げられます。
歯磨きの際は歯ブラシだけではなく歯間ブラシを使用することやクリニックで歯磨き指導を受けるなど定期的なメンテナンスが必要です。
痛みや違和感が生じる
矯正治療は歯を動かす治療となるため特にワイヤーやマウスピースを変えた直後は痛みや違和感が強くなります。
どのタイミングで痛みが強くなるかその痛みはどの程度続くのかなどを把握しておくことでリスクに備えて心構えできるでしょう。
見た目が気になるケースもある
矯正治療中は矯正していることが周りにわかってしまうため見た目に大きな影響を及ぼします。
ただし、マウスピース矯正や裏側矯正といった選択肢もあるため目立たない矯正治療も可能です。
お仕事に影響が生じる、周りにバレたくないなど、患者様のご希望に沿った矯正治療が可能な症例も多いためぜひお気軽にご相談ください。
大人の矯正治療(Ⅱ期治療)の種類
大人の矯正治療には以下のような種類があります。
マウスピース型矯正装置 (インビザラインなど) | 表側ワイヤー矯正 | 裏側ワイヤー矯正 | 部分矯正 | |
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期間 | やや長い | やや短い | やや長い | 短い |
費用 | やや高額 | 比較的安価~やや高額 | 高額 | 比較的安価 |
取り外し | 可能 | 不可 | 不可 | 不可 |
目立ちやすさ | 目立たない | 目立つ | 目立たない (見えない) | 目立たない (マウスピース型矯正装置) 目立つ (ワイヤー矯正) |
4つの矯正治療についてそれぞれ詳しく解説します。
マウスピース矯正装置(インビザライン)
マウスピース矯正装置(インビザラインなど)は透明のマウスピースを数枚〜数十枚作成して矯正治療を進めていく方法です。
取り外しが可能なマウスピースを使用するため歯磨きがしやすく従来の矯正方法に比べて虫歯や歯周病などのリスクが少ないのが特徴です。
ただし、ワイヤーと比較すると歯にかかる力が緩やかで治療期間が増加する傾向にあることや治療できる症例が限られます。
また、装着時間は1日20時間以上となるため自己管理しながら矯正治療を進めていく必要が高いです。
表側ワイヤー矯正
表側ワイヤー矯正は歯の表面に歯と同色のクリアータイプのブラケット(セラミック製とプラスチック製)を装着して審美性の高いワイヤーで固定する方法です。
費用が比較的安価で済むことや歯に直接ブラケットを固定するため丈夫なのが特徴です。
表側にブラケットを装着するため目立ちやすく歯磨きがしづらいことがデメリットとして挙げられます。
裏側ワイヤー矯正
裏側ワイヤー矯正は歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着して固定する方法です。
丈夫なワイヤー矯正のメリットを活かしつつ表からは全く見えないため矯正治療を目立たず行いたい場合におすすめです。
ただし、裏側矯正は器具が舌の近くにあることで違和感が生じたり、傷ができたり、発音がしづらいなどという特徴があります。
部分矯正
部分矯正はマウスピース矯正装置もしくはワイヤー矯正を使用して、患者様がご自身の歯並びで気になる部分だけを矯正する方法です。
前歯だけ、上・下顎のいずれかだけなど患者様のご希望に合わせて治したい部分だけを治療するため低コストで済むのが特徴です。
ただし、適応症例が限られるためカウンセリングによっては全体的な矯正治療が必要と判断されるケースもあります。
治療の流れ
当クリニックの大人の矯正治療は以下のような流れで行います。
まずは患者様の歯並びや咬み合わせなどのお悩みをしっかりヒアリングさせていただき、その後口腔内写真、顔面写真およびレントゲン写真を撮影します。
それらを元に治療法や費用、治療期間など患者様の疑問にお応えいたします。
より正確な治療計画を立案するために、パノラマ、セファロのレントゲン写真に加え、
CTの撮影、最新型の3D口腔内光学スキャナーiTEROを用いた三次元的な口腔内診査などの精密検査を行い口腔内の詳細な情報を集めていきます。
そのうえで口腔内の状態を詳しく分析して治療方針を立案いたします。
精密検査の結果およびこれから行っていく矯正治療のご説明をさせていただきます。
さらに、3Dシミュレーションにより歯の動きや最終的な咬み合わせなどについてもわかりやすくご説明いたします。また、患者様のご希望があれば可能な限り最優先させていただきますので是非ご相談ください。
ワイヤー矯正の場合は歯の表面の汚れを除去し歯科用の接着剤で歯にブラケットを装着します。
マウスピース型矯正装置の場合は、口腔内3Dスキャナーで撮影した患者様個人個人の正確な情報をもとにマウスピースを制作します。
いずれの場合も患者様ご自身でのケア方法や治療期間中に注意すべき点などについてしっかり説明させていただきます。
ワイヤー矯正の場合は毎月1回ワイヤーの調整を行います。
矯正治療の進み具合により使用するワイヤーの硬さや形状を選択します。
マウスピース型矯正の場合は1~3か月ごとに1回矯正治療の進み具合を確認します。
矯正装置を外します。
治療計画および患者様が目標とする歯並び、咬合を確立したら後戻りしないように歯の位置を保定する期間に入ります。
保定期間は矯正治療期間のような違和感などはほとんどありません。
歯型を取り矯正治療後の歯列に合わせて保定装置(リテーナー)を制作します。
矯正治療にかかった期間と同期間程経過を見ていき、歯並びが安定したら保定期間を終え全体的な治療が終了です。
料金
マウスピース型矯正装置
部分矯正 片顎 | ¥450,000 |
---|---|
部分矯正 両顎 | ¥650,000 |
全体矯正 | ¥1,050,000 |
処置料 | 無料 |
表側矯正
全体矯正 | ¥850,000 |
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部分矯正 | ¥50,000/本 |
処置料 | ¥6,000 |
裏側矯正
部分矯正 | ¥80,000/本 |
---|---|
ハーフリンガル | ¥1,250,000 |
リンガル | ¥1,550,000 |
処置料 | ¥8,000~10,000 |
部分矯正
マウスピース部分矯正 片顎 | ¥450,000 |
---|---|
マウスピース部分矯正 両顎 | ¥650,000 |
ワイヤー 表側部分矯正 | ¥50,000/本 |
ワイヤー 裏側部分矯正 | ¥80,000/本 |
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