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エンジェルアライナー(Angel Aligner)

エンジェルアライナー

エンジェルアライナーは治療精度が高くかつ治療期間も短いため、比較的費用も安く抑えられる可能性のあるマウスピース型矯正装置です。

世界的に有名なマウスピース矯正の三本柱として挙げられる『invisalign』『Angel Aligner』『SPARK』。

中でもエンジェルアライナー(Angel Aligner)のアライナーは透明で柔らかく装着時にほとんど目立たず、
いつでも取り外し可能となるため快適に使用できるのが特徴です。

マウスピース矯正を検討している患者様にとって、世界的に最先端の新しい選択肢となると考えられます。

当クリニックでは、エンジェルアライナー(Angel Aligner)を取り扱っているため、最先端の治療を受けたいとお考えの患者様は、ぜひご来院ください。

目次

エンジェルアライナー(Angel Aligner)とは

エンジェルアライナー(Angel Aligner)は、エンジェルアラインテクノロジー(Angelalign Technology)によって開発されたマウスピース矯正器具です。

日本人と同様、アジア人として歯並びの悩みをもつ患者様が多い中国の企業が開発・販売をしていて、中国ではマウスピース矯正として有名なインビザライン(Invisalign)と並ぶ知名度となっています。

正式名称はエンジェルアライナー(Angel Aligner)ですが、まだ日本では浸透していないこともあり、『エンジェルアライン』『エンジェルライン』などと呼ばれることもあります。

当クリニックでは、マウスピース矯正の種類としてエンジェルアライナー(Angel Aligner)を取り扱っており、価格はインビザラインと同じです。

日本でエンジェルアライナー(Angel Aligner)のライセンスを取得している矯正歯科医師は100人にも満たないため、ご希望の患者様はぜひ当クリニックにお越しください。

患者様にインビザライン(Invisalign)かエンジェルアライナー(Angel Aligner)のどちらが適しているかご提案させていただくとともに、ご希望も伺ってどのマウスピースがよいか選択していただきます。

エンジェルアライナー(Angel Aligner)と他のマウスピース矯正(Invisalign、SPARKなど)との違い

エンジェルアライナー

マウスピース矯正には一般的に有名なインビザライン(Invisalign)および格安マウスピースなどがありますが、
エンジェルアライナー(Angel Aligner)はそれらのマウスピース矯正とどのような違いがあるのでしょうか。

ここからは、エンジェルアライナー(Angel Aligner)と他のマウスピース矯正との違いを紹介します。

エンジェルアライン(Angel Aligner)はCTの生データを使用している

他社はCTのデータと口腔内のデータを連携するにあたって、CTデータを一度、STLデータ(ポリゴンという小さな三角形を大量に用いて3次元の形状を表現するシステム)に置き換える必要があります。

そこで、人為的な補正が入ってしまいます。

一方、エンジェルアライナー(Angel Aligner)ではCTのデータをSTLデータに置き換えず、”生の状態のまま口腔内のデータと連携”させられるため、補正されていないリアルな上・下顎骨と歯牙の状況が把握できます。

歯科医師がマウスピース型矯正装置を設計するにあたって、患者様の矯正治療を成功させる”鍵”となるクリンチェックを作成する際に、
実際は上・下顎骨から歯牙が出ている状況(ボーンハウジング)であるにもかかわらず、
それが出ていないかのように補正されてしまっていると、治療計画を立案するときに大きな問題が生じてしまいます。

しかしエンジェルアライナー(Angel Aligner)では嘘偽りないリアルな口腔内の状況を確認できるため、患者様一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドの矯正治療を行ううえで、医療的なミスが起こる可能性をなくすことができると考えられます。

補助機能『エンジェルボタン』が直接組み込まれている

『エンジェルボタン』とは、矯正治療中に使用するエラスティック(突起に引っ掛けることで、ゴムの牽引力を利用して歯牙を移動させるためのシリコン製の輪ゴム)の固定源となるボタン
のことです。

昨今の矯正歯科治療では表側矯正、裏側矯正およびマウスピース矯正とさまざまな矯正装置があります。

矯正装置の中でも常にアライナーを咬んで使用するマウスピース矯正においては、
エラスティックを装着して顎間ゴムを使用することで歯牙の固定源を反対側の顎骨に求めることによって、精度が高い矯正治療が可能になります。

エンジェルボタンはアライナー(Angel Aligner)の一部に組み込まれているため、
上・下顎歯列弓上のどこにでも追加・調整できるのが特徴です。
よって、エンジェルボタンを用いることで、顎間ゴム、顎内ゴムをさまざまな位置に付与することができます。

従来のマウスピース矯正では、アライナーのボタンカットにリンガルボタン(ボタン)を付与するか、
マウスピース自体にプレシジョンカット(切れ込み)を付与する方法しかエラスティックスをかけることができませんでした。

従来のマウスピース型矯正装置の付与されるリンガルボタンおよびプレシジョンカットを用いた場合のデメリット

  • リンガルボタン(ボタン):歯牙に直接リンガルボタン(ボタン)を付与すると、アタッチメントをつけるスペースが少なくなってしまいます。
  • プレシジョンカット(切れ込み):マウスピースの切れ込みを付与した部分の適合が悪くなってしまいます。

歯に直接ボタンをつけるとアタッチメントをつけるスペースが少なくなってしまう
というデメリットがあり、マウスピースに切れ込みを入れると、切れ込み部分のマウスピースの適合が悪くなってしまうというデメリットがありました。

エンジェルアライン(Anngel Aligner)に付与されるエンジェルボタンのメリット

エンジェルボタンができたことによって、歯牙に付与するアタッチメントの面積を維持しつつ、マウスピースが剥がれるような動きのないボタンを組み込めるため、
より歯のコントロールができるようになる可能性があります。

例えば、今までのマウスピース型矯正装置はトルクと呼ばれる歯根(歯の根っこ)を中心としたコントロールが苦手でした。

しかしエンジェルボタンによって従来のマウスピース矯正よりは、ワイヤー矯正に類似した、トルクを加味した歯牙の移動様式を組み込める可能性があります。

エンジェルアライナー(Angel Aligner)には、エンジェルボタンの設計を、丸いキノコのような形にしています。

それによって軟組織の炎症を防いだり、ボタンの高さを低くして口腔内に痛みや不快感が出ないようにしたり、
患者様が自分でエラスティックを簡単に正しく使用できるようにボタンのアンダーカットを最適化したり、
患者様が快適に過ごせるような配慮がされている特徴があります。

AIによる正確な治療計画の策定

エンジェルアライナー(Angel Aligner)の治療システムには『iOrtho™セキュア クラウド サービス プラットフォーム』というデジタルプランニングソフトウェアが搭載されています。

このシステムを使用することで、矯正歯科医が歯列をCT撮影をもとに3次元的に分析し、患者様の理想とする歯並びの実現にはどのような歯の動きが必要かを正確に計画することが可能です。

また、治療結果の正確な予測ができる可能性も高まるため、最終的な歯並びの明確なイメージが可能となります。

矯正歯科医によって感じ方は異なりますが、エンジェルアライナー(Angel Aligner)の治療システムによる治療計画は他社のAIによる治療計画と比べて精度が高いという声もあります。

現在、マウスピース矯正をしている多くのクリニックが、”矯正歯科専門でない一般の歯科クリニック”であることが多いです。

そうなってくると、AIによる治療計画の精度というのが重要になってきます。

矯正を専門とする歯科医師だけでなく、一般のすべての治療を行っている歯科クリニックでも、より精度の高い矯正治療が可能となるかもしれません。

着脱しやすい素材

エンジェルアライナー(Angel Aligner)のマウスピースは『masterControl S(マスターコントロールS)という新世代の医療グレードのポリマー材料で作られています。

この素材は弾力があり復元力に優れていて着脱しやすいため、食事や歯磨きもスムーズに行えます。

また、耐引裂性や耐摩擦性にも優れているのもエンジェルアライナー(Angel Aligner)の特徴です。

強力な化学構造と結合によってマウスピースが破損することも少なく、
必要最低限の通院回数と治療期間で理想の歯並びに近づくことができます。

特にエンジェルアライナー(Angel Aligner)のProと呼ばれるパッケージでは、
柔らかいマウスピースと硬いマウスピースの2種類を使って歯根(歯の根)のコントロールを試みます。

詳しく説明すると、柔らかいマウスピースがワイヤー矯正でいうニッケルチタンのような役割を果たし、
硬いマウスピースがワイヤー矯正でいうステンレスの役割を果たすような形です。

もちろん、ワイヤーの剛性よりは劣るため、ワイヤーほどのトルクコントロールはできないかもしれませんが、
従来のマウスピース矯正と比べてより精度が高い矯正治療が可能になる可能性があります。

エンジェルアライナー(Angel Aligner)がおすすめな患者様

エンジェルアライナー

エンジェルアライナー(Angel Aligner)は、マウスピース矯正でできる限り歯並びを綺麗にしたい、費用を抑えつつ精度の高い矯正治療を受けたい、矯正治療を早く終わらせたいといった患者様におすすめです。

マウスピース矯正でできる限り歯並びを綺麗にしたい

エンジェルアライナー(Angel Aligner)は、昨今の数多くのマウスピース矯正ブランドの中でも精度が高く、綺麗に歯並びを治せる可能性のあるマウスピース型矯正装置です。

なおかつ、いますでにエンジェルアライナー(Angel Aligner)を取り扱えている歯科医師は、
矯正専門の歯科医師である可能性が高く、治療技術が高い可能性もあります。

マウスピース矯正の費用に対して精度の高い矯正治療を受けたい

エンジェルアライナー(Angel Aligner)は、その精度の高さに対して手頃な価格でマウスピース矯正が受けられるため、
より精度の高い矯正治療を受けたい患者様におすすめです。

口腔内の状況にもよりますが、
今後はマウスピース矯正の最大手であるアメリカのアライン・テクノロジー社のインビザライン(Invisalign)と比べて、3分の2ほどの価格で矯正治療が受けられるようになる可能性
があります。

現在はまだ矯正治療専門の限られた歯科医師のみの紹介でしか扱うことができず、限られた歯科医師のみ(現在100人程度)しか使うことができません。

なぜなら、日本の薬事を通っていないため、現状はまだ広く広告ができないからです。

現在は限られた高度な技術をもつ歯科医師のみが使えるものであることから、費用は他のマウスピース矯正とそれほど違いありません。

今後、エンジェルアライナー(Angel Aligner)が日本の薬事を通り、多くの歯科クリニックに普及していけば、
インビザライン(Invisalign)よりも費用が安くなる可能性もあるといえます。

矯正治療を早く終わらせたい

エンジェルアライナー(Angel Aligner)は、マスターコントロールSという素材を使用することで治療の効率を向上させられるため、矯正治療を早く終わらせたい患者様におすすめです。

従来の材料と比べて緩みやたるみによる矯正力の衰えが少なく引き裂き強度も強いことから、
マウスピースの破損によって通院回数が増えたり治療期間が延びたりすることもありません。

エンジェルアライナー(Angel Aligner)を用いた矯正治療にかかる期間は患者様の口腔内の状況によって異なりますが、
6か月〜2年程度の間であることが多く、平均で約1年〜1年2か月で治療を終えられます。

エンジェルアライナー(Angel Aligner)を使用するうえでの注意点

エンジェルアライナー

エンジェルアライナー(Angel Aligner)を使用するうえで、以下の点に注意する必要があります。

食事のときは外す必要がある

エンジェルアライナー(Angel Aligner)は破損しにくく汚れがつきにくいマウスピース矯正ですが、
装着したまま食事をしてしまうとマウスピースが変形したり割れてしまったりする恐れもあるため、食事のときは外す必要があります。

また、食べ物や飲み物が付着して虫歯の原因となるなど、マウスピースを装着したままの食事は衛生面からもおすすめできません。

食事の際はマウスピースを外し、食後は必ず歯磨きをして口腔内を清潔にしてからマウスピースを装着しましょう。

なお、マウスピースを装着したままの状態で飲んでもよいのは『水』です。

お茶やコーヒー、ワインなどの色の濃い飲み物、甘いジュースやスポーツドリンク、お酒および熱い飲み物を飲むのは控えてください。

発音がしにくくなる可能性がある

エンジェルアライナー(Angel Aligner)に限らず、マウスピース矯正の治療中は正しくマウスピースを装着してもサ行やタ行などが発音しにくくなる場合があります。

特に口腔内にマウスピースがある状態に慣れるまでは滑舌が悪くなることが多いため、
マウスピースを装着したままで母音(あいうえお)の発音や早口言葉などを練習するとよいと考えられます。

エンジェルアライナー(Angel Aligner)の費用

エンジェルアライナー

現在、エンジェルアライナー(Angel Aligner)は薬事を通っていないため、限られた矯正歯科専門の歯科医師しか扱うことができない状況です。

そのため、エンジェルアライナー(Angel Aligner)にかかる費用は、今のところ他のマウスピース矯正と同じ程度になる可能性が高いです。

もし今後薬事が承認され、矯正専門ではない歯科医師も扱えるようになってくれば、
インビザライン(Invisalign)よりも手軽な費用で矯正治療を受けられるようになるかもしれません。

精度の高いマウスピース矯正を行う会社が増えてくれば、価格競争が起きることが予想されるため、
インビザライン(Invisalign)一強だった日本において新しい風が吹く可能性もあります。

なお、一般的なマウスピース矯正の費用相場は全体矯正で60〜100万円程度、部分矯正で10〜40万円程度です。ご参考程度に知っておくとよいでしょう。

治療の流れ

エンジェルアライナー

当クリニックのマウスピース矯正治療は以下のような流れで行います。

STEP
無料相談

まずは患者様の歯並びや咬み合わせのお悩みをしっかりヒアリングさせていただきます。その後、口腔内写真、顔面写真およびレントゲン画像を撮影します。

それらを元に治療法や費用、治療期間など患者様の疑問にお応えいたします。

STEP
精密検査(デジタルプランニングソフトウェアiOrthoおよび歯科用の低線量CTなど)

より正確な治療計画を立案するために、パノラマ、セファロのレントゲン写真に加え、CTの撮影、デジタルプランニングソフトウェアiOrthoを用いた三次元的な口腔内診査などの精密検査を行い口腔内の詳細な情報を集めていきます。

そのうえで口腔内の状態を正確に分析して患者様一人ひとりに寄り添ったオーダーメイドの矯正治療方針を立案いたします。

STEP
診断

精密検査の結果およびこれから行っていく矯正治療のご説明をさせていただきます。

さらに、3Dシミュレーションにより歯の動きや最終的な咬み合わせなどについてもわかりやすくご説明いたします。患者様のご希望があれば可能な限りご希望を優先させていただきますので是非お気軽にご相談ください。

STEP
矯正治療開始(矯正装置を装着)

マウスピース型矯正装置の場合は、口腔内3Dスキャナーで撮影した患者様一人ひとりの正確な情報をもとにマウスピースを制作します。

いずれの場合も患者様ご自身でのケア方法や治療期間中に注意すべき点などについてしっかり説明させていただきます。

STEP
歯が動く(調整、メンテナンス)

1〜3か月ごとに矯正治療の進み具合を確認して歯科衛生士によるブラッシング指導および口腔内のクリーニングを行います。

STEP
矯正治療終了(矯正装置を外す)

矯正装置を外します。

STEP
保定観察(リテーナー)

治療計画および患者様が目標とする歯並び、咬合を確立したら後戻りしないように歯の位置を保定する期間に入ります。

保定期間は矯正治療期間のような違和感などはほとんどありません。

歯形を取り矯正治療後の歯列に合わせて保定装置(リテーナー)を制作します。

矯正治療にかかった期間と同期間程経過を見ていき、歯並びが安定したら保定期間を終え全体的な治療が終了です。

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