受け口(反対咬合)– 青山表参道矯正歯科クリニック –
反対咬合(受け口)とは上顎の前歯よりも下顎の前歯が前方へ突き出ている状態のことです。歯を咬んだときに上の前歯よりも下の前歯が前方に突き出ている場合は、反対咬合の可能性があるため、気になる方はお気軽に相談ください。
反対咬合(受け口)とは上顎の前歯よりも下顎の前歯が前方へ突き出ている状態のことです。
下顎が目立ったり発音が不明瞭になったりなどコンプレックスになりやすい不正咬合です。
反対咬合(受け口)とは
反対咬合(受け口)には2パターンあります。
①”骨格性”下顎前突
上・下顎骨のバランスに原因がある反対咬合を”骨格性”反対咬合といいます。
つまり、下顎骨の過成長(下顎が大きすぎる)または上顎骨の劣成長(上顎が小さすぎる)ことに伴って、下顎の前歯が上顎の前歯よりも前方に突き出ている状態をいいます。
したがって、歯並びよりも”骨格”がgね人で反対咬合になっているといえます。
”骨格性”反対咬合では身長の伸びにより下顎が成長し治療期間が長くなる傾向があります。
さらに上・下顎骨のズレが重度であれば、成人になってから外科矯正手術を行うこともあります。
一般的に行われている外科矯正手術には、ルフォーI型骨切り術(上顎)、下顎枝矢状分割法(下顎)などがあります。
②”機能性”反対咬合
正しい位置で咬もうとすると、上・下の前歯が先に当たってしまい、奥歯が全く咬めない状態です。
奥歯でものを咬めない場合は”自らの意思”で下顎を前方に誘導して前歯が当たらないように意識をしながら咬むと奥歯が咬み合うことができます。
このように”自らの意思”で下顎を前に突き出して前歯が反対に咬む症状を”機能性反対咬合”といいます。
なお、”機能性”下顎前突では骨格に原因があるので上記の動きはできません。ですが、機能性反対咬合は骨格に問題がないため上記の動きができます。
機能性反対咬合は”わずかに”前歯の位置がずれていることが原因です。
そのため顔つきは反対咬合の患者様特有の下顎が突き出た横顔ではないことが特徴です。
反対咬合の矯正治療については、早期(幼稚園児から学童前期)に子どもの矯正治療(I期治療)を開始すれば比較的簡単に治ります。
しかし、”骨格性”および”機能性”にかかわらず反対咬合は成長発育の過程で下顎が大きくなることがありますので、下顎骨の成長を定期的に観察する必要性があります。
原因
”骨格性”反対咬合の原因で考えられるのは遺伝です。
親子であれば当然顔が似ているように、顔や顎骨も同じような形態に育ってくることは多々あります。
”機能性”反対咬合の原因で考えられるのは舌で下顎の前歯を押し出す癖や上唇を咬む癖(口腔習癖)です。
ものを飲み込むときに、無意識的に舌で下顎の前歯を押し出す癖や、上唇を咬む癖などは、反対咬合の患者様によく認められます。
反対咬合(受け口)を放置するリスク
反対咬合(受け口)を放置すると以下のようなリスクがあります。
- 見た目がコンプレックスになる可能性がある
- 咀嚼がうまくできず消化不良を引き起こす可能性がある
- サ行やタ行の発音が不明瞭になる
- 顎が変形したり顔が曲がったりするリスクが高まる
- 顎関節症
- 将来歯を失う可能性が高まる
反対咬合(受け口)は、外見だけを気にする方が多いですが、機能面や全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
例えば、咀嚼がうまくできないことで食べ物を細かくできず、消化不良を引き起こしたり、発音がしっかりできずにサ行やタ行の発音が苦手になったり、咬み合わせが悪く顎の変形や顔の歪みの原因になったりすることがあります。
また、”機能性”反対咬合(受け口)の場合は、前歯の咬み合わせが強くなるため、将来歯を失う可能性も高くなります。
治療方法
反対咬合(受け口)の治療は”骨格性”反対咬合と”機能性”反対咬合で全く異なります。
”機能性反対咬合はブラケットという小さな矯正装置を用いるワイヤー矯正(表側矯正、裏側矯正)や、透明のマウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いるマウスピース矯正で治療ができるケースが多いです。
しかし、”骨格性”反対咬合は外科矯正治療を行う可能性が高いため、どのような治療法が適しているか、まずは一度無料カウンセリングでお気軽に相談ください。
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