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歯並びが悪くなる原因とは?改善・予防方法を紹介!

歯並びが悪くなる原因

ふと鏡を見たときに「年齢とともに歯並びが悪くなってきた」と感じたり、子どもの仕上げ磨きをしていて歯並びが気になったりしたことはありませんか?

歯並びが悪くなる原因は先天的なものであるケースもありますが、日頃の癖などによる後天的なものもあります。

歯並びが悪化すると口の中だけでなく体全体や精神面にまで悪影響を及ぼすこともあるため、歯並びが気になる場合は早めに対処しましょう。

この記事では、歯並びが悪くなる原因やそれによって体に起こること、改善・予防方法について詳しく紹介します。

自身の歯並びが変わってきたと感じている患者様だけでなく、ご家族の歯並びが気になる患者様も、ぜひご覧ください。

目次

歯並びが悪くなる原因とは

歯並びが悪くなる原因

歯並びがどうして悪くなるのか、気になったことはありませんか?

歯並びが悪くなる原因には、先天的なものと後天的なものがあります。まずはそれぞれについて詳しく解説します。

先天的な原因

歯並びが悪くなる先天的な原因として考えられるのは、歯や顎骨の大きさ、歯の生える位置、骨格のバランスなどの遺伝、先天的に歯の本数が足りない『先天性欠如』です。

まず遺伝についてですが、親の歯並びが直接遺伝するのではなく、歯や顎骨の大きさや形などが遺伝することで歯並びにも影響が及ぶ可能性があります。

ただし、歯並びに遺伝が影響する割合は一般的に3割程度、残りの7割は後天的な原因によって歯並びが悪くなっているといわれています。

そのため、親の歯並びが悪いからといって必ずしも子どもの歯並びも悪くなるとは言い切れません。

次に先天性欠如についてです。生まれつき歯の本数が足りないと、欠損している部位周辺の歯列がズレて歯並びが悪くなる可能性があります。

後天的な原因

歯並びが悪くなる後天的な原因は人それぞれ異なりますが、主に日頃の生活習慣や癖などが影響していると考えられます。

ここでは、歯並びが悪くなる後天的な原因について詳しく紹介します。

悪習癖

悪習癖とは、歯並びや咬み合わせに悪影響を及ぼす可能性のある『癖』や『習慣』のことで、主に以下のようなものがあります。

① 指しゃぶり

指しゃぶりは口の中の圧力を高めて歯に過剰な力がかかり、歯並びが悪くなることがあります。

3歳までであれば無理にやめさせる必要はありませんが、3歳を過ぎたらやめるよう促す必要があります。

特に5歳を過ぎても続いている場合は出っ歯(上顎前突)や開咬(オープンバイト)になる可能性が高まってしまうため、積極的に対策するようにしましょう。

② 唇を咬む(口唇癖)

唇を咬むと下唇が上下の前歯の間に入るため、上の前歯が外側に押し出され、下の前歯が内側に倒れ込んで出っ歯(上顎前突)やすきっ歯(空隙歯列)、開咬(オープンバイト)、叢生(歯がガタガタ)になる可能性があります。

③ 爪を咬む

爪を咬む癖や鉛筆を咬む癖がある場合も、歯並びが悪くなる可能性があります。特に叢生(ガタガタの歯並び)や開咬(オープンバイト)の原因になりやすいため注意が必要です。

④ 舌癖

舌を咬んだり押し出したり、飲み込むときに舌を出したりする舌癖があると、長期にわたって歯に圧力がかかります。

すると前歯の歯並びが悪くなり、出っ歯(上顎前突)やすきっ歯(空隙歯列)、開咬(オープンバイト)、下顎前突(下の歯が前に出る)などの原因となります。

⑤ 頬杖・うつ伏せ寝・横向き寝

習慣的に頬杖をついたりうつ伏せ寝や横向き寝をしていると、歯列が内側に押されて歯並びが悪くなる可能性があります。

また、片方の顎に継続して圧力がかかるため、顎が曲がったり咬み合わせにまで悪影響を及ぼしたりすることもあるでしょう。

⑥ 口呼吸

口呼吸は歯並びが悪くなる大きな原因のひとつです。

本来、舌は舌の先がスポット(前歯の裏側の約5mm上の位置)という場所に触れ、舌全体が口蓋(上顎の上の部分)に軽く触れているのが正しい状態です。

しかし舌の位置が正しい位置よりも下がって口呼吸になってしまうと、口が常にあいた状態となるため、横からの圧力がかからなくなり、出っ歯になりやすい状態になってしまいます。

すると、咬み合う下の歯列も狭くなってでこぼこになり、歯並びが悪くなってしまいます。

幼い頃に口呼吸をしていると気道が狭くなるため、顎を前に出して呼吸をするようになり、お顔が下に長く成長することにもつながります。

⑦ 歯ぎしり・食いしばり(プラキシズム)

歯ぎしりや食いしばりは歯や顎に非常に強い圧力がかかるため、前歯が前に傾いたり下の歯に噛み込みすぎたり奥歯が圧下(下に沈んでしまう)したりして歯並びや咬み合わせが悪くなる原因となります。

無意識に行ってしまうケースが多いため、歯がすり減っていると感じたら、歯科クリニックで専用のマウスピースを作成するなど歯の負担を軽減する治療を受けましょう。

姿勢の悪さ

意外かもしれませんが、姿勢の悪さも歯並びが悪い理由のひとつです。

例えば猫背は背中が丸くなって呼吸をしにくい状態となるため、酸素をより多く取り入れようと顔の位置が前寄りになり、口呼吸になりやすく、その結果歯並びにも悪影響が及んでしまいます。

特に幼少期から猫背の状態が続いている場合は、口腔内の筋肉の発達が妨げられて口が開きやすくなり、さらに口呼吸になりやすくなるため注意が必要です。

虫歯や歯周病

虫歯や歯周病によって歯や歯茎の痛み、違和感が生じると食事のときにそこの部分を避けて咬むようになるため、周囲の歯に大きな負担がかかって歯並びや咬み合わせが悪くなることがあります。

また、顎の関節にも負担がかかって顎関節症になることもあるでしょう。

虫歯や歯周病で歯を失った場合は、あいた隙間に隣の歯が倒れ込んできたり咬み合う歯が伸びたりすることでも、歯並びや咬み合わせが悪くなる可能性があります。

食習慣

日頃の食習慣も歯並びに影響を及ぼすことがあります。

例えば、子どもの頃からよく咬まずに食べ物を飲み込んだり柔らかい食べ物ばかりを好んで食べたりしている場合は、顎が成長しきれずに永久歯が生えるスペースが確保できない可能性があります。

他にも、片方の歯だけで食べ物を咬んでいると、顎の成長や歯の摩耗に左右差が生じて歯並びが悪くなってお顔のバランスを崩してしまう可能性があるでしょう。

加齢

年齢を重ねると、歯を支える歯槽骨が自然と吸収され、歯も摩耗していくため、歯が自然と前に傾いていく傾向にあります。

また、加齢による顎、口周りおよび舌の筋力の低下は、舌の位置が下がって舌の前歯を押し出したり飲み込む際に舌で上の前歯を押したりする原因になることも。

すると歯に余分な圧力が加わって、歯並びが悪くなることがあります。

病気・アレルギー

扁桃腺肥大、アレルギー性鼻炎および慢性副鼻腔炎などによる息苦しさで鼻呼吸が困難な状態になると、口呼吸に頼るようになります。

上述の通り、口呼吸は歯並びを悪化させる大きな原因です。

特に成長期の子どもは、歯並びだけでなく顔貌のバランスにまで影響してしまう可能性もあるため注意が必要です。

歯並びの悪さによって体に起こること

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪いまま放置してしまうと、口腔内をはじめ体全体や精神面にさまざまな悪影響が出る可能性があります。

ここでは、歯並びの悪さによって体に起きる可能性のある5つの不調について詳しく解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

歯並びが悪いと、歯磨きをしても磨き残すことが多くなるため、虫歯や歯周病にかかりやすくなるでしょう。

毎食後に歯磨きをして口腔内の環境に気を遣っている人であっても、歯並びが悪いと歯ブラシが届かず磨き残してしまうことがあります。

磨き残しが蓄積するとそれが歯垢(プラーク)となって虫歯菌が繁殖し、気づかない間に虫歯になってしまうことも。

虫歯や歯周病は初期の段階では自覚症状がほとんどないため、気づいたときには進行していたというケースも少なくありません。

歯の削れや破損が起こりやすくなる

歯並びが整っていないと、特定の歯に力が集中して負担がかかってしまうため、歯の削れや破損が起こりやすくなります。

例えば、斜めに生えている歯や一本だけ突出している歯は、通常よりも大きな圧力を受けやすい状態です。

長期にわたって圧力を受け続けた歯は、エナメル質が削れてしまったり欠けたり、歯がぐらついたりする可能性があります。

体全体の不調の原因になる

歯並びが悪いと顎骨に負担がかかって顎のバランスが悪くなり、それを補うために顎関節症を引き起こす原因となります。

また、歯並びの悪さは体全体のバランスにも悪影響を与えるため、熊癖につながったり、頭痛や肩こり、めまいなどの不調の原因となる可能性も。

さらに食べ物をしっかりと咬むことができずよく咬まないで飲み込んでしまい、胃腸に負担がかかって消化不良の原因となることもあるでしょう。

滑舌が悪くなる

歯並びが悪いと唇や舌が自由に動かせなくなるため、滑舌が悪くなることがあります。

特に上顎前突(出っ歯)、下顎前突(しゃくれ)ガタガタした歯並びの場合は唇や舌が動かしにくく、発音しにくいと感じることも多いでしょう。

発音しにくいのは『タ行』、『サ行』、『パ行』などです。口を閉じにくい口ゴボのような不正咬合の場合は、『マ行』が発音しにくいと感じることもあります。

見た目にコンプレックスを感じやすくなる

歯並びが悪いと前歯が前に大きく突出したり下顎が突き出たりなど、見た目にも大きく影響してしまうため、見た目にコンプレックスを感じやすくなってしまいます。

特に下顎が前に突き出た『受け口(反対咬合)』は成長するとともに症状が強く出ることが多く、コンプレックスとなりやすい不正咬合です。

年齢が低いうちに対処すれば下顎の成長を抑えることができます。子どもの歯並びが悪いと感じるときは、早めに矯正歯科専門クリニックへ相談しましょう。

悪い歯並びを改善する方法

歯並びが悪くなる原因

悪い歯並びは矯正歯科専門クリニックで矯正治療を受けることで改善可能です。

矯正治療には主に3つの方法があり、患者様の歯並びの状態や要望などから適切な方法を選択します。

ここでは、悪い歯並びを改善する3つの矯正治療の方法について詳しく解説します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明のマウスピース型の矯正装置を歯に装着して歯並びを徐々に整えていく矯正治療の方法です。

見た目に目立ちにくく食事や歯磨きの際に自由に取り外せることから、近年人気があります。

マウスピース型矯正装置には本格的なものからローコストの格安矯正などさまざまな種類がありますが、口腔内の健康を考えるのであれば質の高い『インビザライン』がおすすめです。

当クリニックのマウスピース型矯正装置による矯正治療

表側矯正(ワイヤー矯正)

『表側矯正』とは、歯の表側にブラケットという矯正装置を装着してそこにワイヤーを通し、動かしたい方向へ向かって歯に力を加えることで歯並びを整える矯正治療の方法です。

矯正治療の中でもっともポピュラーであり幅広い不正咬合に対応できますが、矯正装置が目立ちやすいなどの難点もあります。

しかし近年では白や透明の矯正装置も登場しているため、見た目を気にせず矯正治療が受けられるようになっています。

当クリニックの表側矯正

裏側矯正(ワイヤー矯正)

『裏側矯正』とは、歯の裏側(舌側)にブラケットとワイヤーを装着する矯正治療の方法です。

歯の表側から矯正装置が見えないため、矯正治療を受けていることが周囲にバレにくいというメリットがあります。

また、歯の表面をしっかり磨けることから、虫歯や歯周病になりにくいのも特徴です。

食事中に食べ物が挟まってしまうこともなくスポーツも安心して行えるなど、メリットが多い矯正治療の方法だといえるでしょう。

当クリニックの裏側矯正

歯並びの悪化を防ぐ方法

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因には、日常生活の中で無意識に行っている癖や生活習慣などが大きく関係しているため、日頃から予防しておくことが大切です。

たとえ矯正治療を受けて歯並びをきれいにしたとしても、歯並びが悪くなる習慣をそのままにしていると元に戻りやすくなってしまいます。

ここでは、歯並びの悪化を防ぐ方法を3つ紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

定期的に歯科クリニックを受診する

歯並びの悪化を防ぐには、定期的に歯科クリニックを受診して口腔内の状態を把握しておくことが大切です。

歯並びが悪くなる原因のひとつである虫歯や歯周病を予防することはもちろん、歯並びの悪化が見られる場合は矯正治療を受けることをおすすめします。

悪習癖を改善する

舌癖や爪を咬む、舌突出癖、頬杖をつくなどの悪習癖がある場合は、それらを改善しなければ歯並びの悪化を予防することはできません。

癖は無意識に行っていることも多いため改善には時間がかかるかもしれませんが、まずは意識することから始めて徐々に直していきましょう。

MFTやミューイングなどの口腔筋機能療法などのトレーニングを受けることで予防可能なこともあります。

食習慣を改善する

柔らかいものを好んで食べたり咬み方に癖があったりする場合は、食習慣を改善して歯並びの悪化を予防しましょう

両方の顎でよく咬んで食べることで、顎や口周りの筋肉が発達して歯や顎が正常な状態になっていきます。

また、奥歯を使うことで唾液の分泌も促進されて虫歯や歯周病予防にもなり、これも歯並び悪化の予防につながります。

まとめ

歯並びが悪くなる原因は人それぞれ異なりますが、先天的な原因よりも後天的な原因による場合が多いです。

歯並びの悪さは口腔内だけでなく全身や精神面にまで悪影響を及ぼすこともあるため、早めから予防して必要に応じて矯正治療を受けるようにしましょう。

表参道駅から徒歩45秒のところにある『青山表参道矯正歯科クリニック』では、『矯正歯科医である私たちがされて嬉しい治療』をモットーに、確かな診断と技術でお口の健康美をご提供しています。

歯並びが悪くなってきた、子どもや家族の歯並びが気になるという患者様は、ぜひ一度青山および表参道で一番おすすめの矯正歯科を目指す『青山表参道矯正歯科クリニック』までご相談ください。

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