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歯並びの悪さが与える10の影響とは?矯正治療の方法も詳しく解説!

歯並び 影響

近年、口元に対する意識が高まっていることから、自分の歯並びをコンプレックスに感じている患者様も多いことでしょう。

歯並びの悪さは、口元の見た目だけの問題だと思われているかもしれませんが、実は口腔内に悪影響を及ぼすだけでなく、全身の健康にも関わる重大な問題です。

この記事では、歯並びの悪さが与える10の影響と歯並びが悪くなる原因、悪い歯並びを整える矯正治療の方法について詳しく紹介します。

歯並びの悪さが気になっている患者様はもちろん、今まであまり気にしたことがなかったという患者様、矯正治療を受けるか迷っている患者様も、ぜひ最後までご覧ください。

目次

歯並びの悪さが与える10の影響

歯並び 影響

『不正咬合』とは、歯と歯が重なり合ったりガタガタしたりする『叢生』や、いわゆる出っ歯と呼ばれる『上顎前突』、受け口と呼ばれる『反対咬合』、すきっ歯と呼ばれる『空隙歯列』など、歯並びや咬み合わせに問題がある状態のことです。

そのまま放置していると、口元の見た目だけでなく口腔内や全身にまでさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

ここでは、歯並びの悪さが全身に与える影響について詳しく紹介します。

虫歯や歯周病になりやすい

歯並びが悪いと、食べかすが詰まりやすく汚れも溜まりやすくなります。

しかも、歯と歯が重なり合った部分に歯ブラシが届きにくくなって磨き残しも増え、細菌が繁殖しやすい状態となるため、虫歯や歯周病になる危険性が高まってしまいます。

特に咬み合わせが悪く唇を閉じにくい患者様は、口呼吸になりやすく口腔内が乾燥しやすい場合が多いです。

唾液が歯や歯茎全体に行き渡らないことで、より虫歯や歯周病になりやすい状態にあるといえるでしょう。

口臭が強くなりやすい

歯並びが悪いと、口呼吸になりやすく口腔内が乾燥しやすい状態となるため、細菌が繁殖して口臭の原因になることがあります。

さらに、歯磨きがしにくいことで食べかすや汚れが残りやすくなり、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖し、それらの菌から発生するガスによって口臭が強くなります。

胃腸への負担が大きくなりやすい

歯並びが悪いと咬み合わせにも影響が出て、上下顎の歯がうまく咬み合わなくなります。

食べ物を咬み砕く『咀嚼』の効率も悪くなり、食べ物を大きいまま飲み込むことになるため、胃腸などの消化器官への負担が大きくなりやすくなるでしょう。

よく咬まずに食べ物を飲み込むと、咬む回数が少なく、早食いになりやすいです。胃腸の消化吸収が低下して満腹感を得にくくなり、肥満につながることもあります。

発音に問題が出やすい

歯並びの悪さは、発音にも悪い影響を与えます。

例えば、歯列が狭いと舌の動きが制限され、サ行、タ行、ナ行およびラ行などが発音しにくくなります。

反対に、顎骨が大きく歯列に隙間があいていると、歯と歯の間から空気が漏れて発音が不明瞭になることもあるでしょう。

発音障害は、人と喋ることにコンプレックスを感じる原因になり、内向的になってしまう恐れもあるため、早めに歯科クリニックで適切な治療を受けることが大切です。

顎関節症になりやすい

歯並びや咬み合わせが悪い状態が続くと、咬む力のバランスが崩れて顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こしやすくなります。

特に片側の顎だけで咀嚼する癖がある患者様、頬杖をつく癖のある患者様、猫背の患者様、および歯ぎしりや食いしばりの癖がある患者様は、顎関節症になりやすいです。

また、日頃ストレスを感じることが多い患者様も、無意識のうちに歯を食いしばったり顎に力が入ったりすることもあり、顎関節に負担がかかりやすいため注意しましょう。

顔貌が歪みやすい

鏡で自分の顔を見たときに明らかに左右非対称になっている場合、歯並びの悪さが原因で顔が歪んでいる可能性があります。

これは、歯並びが悪いことで片側の顎だけで咬む癖がついていて、使う筋肉に偏りが出るためです。

例えば、右側の顎だけで強く咬む癖がついていると、顔周りの筋肉も右側だけが発達してしまい、徐々に左右の筋肉に違いが出て、顔のバランスまで変わってしまいます。

体の歪みにつながりやすい

歯並びや咬み合わせの悪さによって左右どちらか片方の顎骨に負担がかかると、肩や腰など全身の歪みにつながって慢性的な肩こり、腰痛、頭痛およびめまいなどの原因になることがあります。

人によっては、手足の痺れや膝の痛み、女性であれば生理不順や生理痛につながる可能性もあるでしょう。

病院で検査を受けてもどこにも異常が見つからなかった、マッサージやストレッチなどのセルフケアでは治らなかったなど、何をしても治らない不定愁訴は、歯並びや咬み合わせが原因で起こっているかもしれません。

視力が低下しやすい

歯並びが悪いと、視力が低下しやすいことをご存じですか?

一見あまり関係なさそうな歯並びと視力ですが、実は歯並びや咬み合わせが悪いと、咀嚼の際に脳や目に伝わる振動によって視力が低下するといわれています。

歯並びがよく咬み合わせが正しければ、この振動は脳や目によい刺激となりますが、反対に歯並びや咬み合わせが悪いと、脳や目の負担になって視力の低下につながる可能性があります。

ストレスが溜まりやすい

歯並びが悪いと、ストレスが溜まりやすくなります。

なぜなら、見た目がコンプレックスになり、人と面と向かって話したり笑ったりすることをためらってしまうからです。

ストレスが溜まると、自律神経が乱れて身体が十分な休息を取れなくなり、疲れが取れないためにさらにストレスが溜まるという悪循環に陥ってしまう可能性もあるでしょう。

気管支喘息にかかりやすい

歯並びが悪いと、気管支喘息にかかりやすくなるため注意が必要です。

歯並びや咬み合わせが悪い『不正咬合』は、口呼吸によって起こることがあります。口呼吸をしていると、本来身体の中に溜めておくはずの二酸化炭素がどんどん外に出ていってしまい、気管が収縮して呼吸がしにくい状態、つまり気管支喘息になってしまいます。

近年、気管支喘息を発症する大人が約3倍に増えているといわれ、その多くがアレルゲンを特定できない非アトピー型です。

原因のわからない気管支喘息に苦しんでいる患者様は、歯並びが原因となっている可能性もあるため、早めに歯科クリニックへ相談してみることをおすすめします。

歯並びが悪くなる原因

歯並び 影響

歯並びが悪いと、口元だけでなく全身にも悪影響を与えてしまいますが、そもそも歯並びが悪くなる原因は何なのかご存じですか?

ここでは、歯並びが悪くなる原因を先天的・後天的にわけて紹介します。

先天的な原因

背の高さや声、容姿が遺伝するように、歯並びも遺伝します。

お父さんやお母さんが出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)の場合、子どもも同じような歯並びをしているケースを見たことがあるのではないでしょうか。

遺伝が原因で歯並びが悪い場合、顎骨の大きさや歯の大きさのバランスが悪かったり、歯の本数が多かったり少なかったりなど、両親の不正咬合が遺伝しているケースが多いです。

そもそも日本を含むアジア人は、歯の大きさに比べて顎骨が小さい傾向にあるため、歯並びが悪くなりやすいとされています。

とはいえ、先天的な原因で歯並びが悪くなるケースは、全体の約2割だといわれています。

残りの約8割は、後天的な原因によって歯並びが悪くなっていると考えられるため、両親の歯並びがよい場合も安心はできません。

後天的な原因

後天的に歯並びが悪くなる原因の多くは、生活習慣によるものです。

例えば、頬杖、指しゃぶり、おしゃぶり、爪を噛む癖、舌で前歯を押し出す癖および前歯で歯を咬む癖などは歯並びが乱れる原因になります。

また、柔らかい食べ物を好んで食べたりよく咬まずに飲み込んだりなど、食生活の乱れによって顎骨の成長が十分でない場合、虫歯や歯周病によって永久歯を喪失した場合なども、歯並びが悪くなる可能性があるでしょう。

悪い歯並びを整える矯正治療の方法

歯並び 影響

すでに悪くなった歯並びは、自分で治すことはできません。

口元や全身への悪影響をなくすためにも、頬杖、爪を噛む癖、舌で前歯を押し出す癖などの悪習癖を改善するとともに、専門の歯科クリニックを受診し、患者様一人ひとりの歯並びに適した矯正治療を受けることをおすすめします。

ここでは、悪い歯並びを整える矯正治療の方法について紹介します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは、透明なマウスピースを装着し、段階的に交換しながら徐々に歯並びを整えていく矯正治療の方法です。

矯正治療というと痛みが強いイメージがあるかもしれませんが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)であれば、現在の歯並びと大きく異なるマウスピースをつけることがないため、一般的な矯正装置と比べて痛みを抑えながら歯並びを整えられます。

また、マウスピースは非常に薄く透明なプラスチックでできていて、矯正治療を受けていることが周囲の人にバレにくいのが特徴です。

人前に立つことが多い仕事をしている患者様や、審美性を気にされる患者様でも安心して矯正治療が受けられます。

ただし、対応できる症例が限られている、1日の装着時間を守る必要があるなどのデメリットもあるため、自分に向いているかよく考えてから矯正治療を受けるようにしましょう。

当クリニックのマウスピース型矯正装置(インビザライン)

表側矯正

表側矯正とは、歯の表面にブラケットという矯正装置を装着し、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていく矯正治療の方法です。

もっとも一般的ですが、銀色の矯正装置が口元で目立ってしまうことから、できれば避けたいと思う患者様も多いのも事実です。

とはいえ、表側矯正は幅広い症例に対応可能で、比較的費用も抑えられる、滑舌が悪くなりにくいなどのメリットがあります。

見た目が気になる患者様は、透明や白色の矯正装置を選んでいただくこともできるため、まずは矯正治療専門の歯科クリニックへ相談してみることをおすすめします。

当クリニックの表側矯正

裏側矯正

裏側矯正とは、歯の裏側に表側矯正と同じブラケットとワイヤーを装着し、歯並びを整えていく矯正治療の方法です。特に、前歯を引っ込めるような治療に向いています。

歯の表側に矯正装置を装着しないため、矯正治療中だとわかりにくい、舌で歯の裏側を押す癖を防止できる、虫歯や歯周病になりにくいなどさまざまなメリットがあります。

また、裏側矯正は表側矯正と比べて隣り合う歯と歯の距離が短く、ワイヤーによる力がかかりやすいのが特徴です。

強い力がかかってしまうと、その分痛みも出やすくなるため、高い技術と豊富な経験をもつ、歯科医師の治療を受けましょう。

当クリニックの裏側矯正

まとめ

歯並びが悪いと、口元の見た目だけでなく、口の中や全身にまで悪影響を及ぼすこともあるため、早めに矯正治療で治しておくのがおすすめです。

矯正治療というと、子どもが受けるものというイメージをお持ちの患者様もいらっしゃいますが、近年は大人になってから矯正装置を装着する患者様も多いです。

矯正装置の見た目が気になる患者様は、マウスピース型矯正装置(インビザライン)や裏側矯正を選べる可能性もあります。

歯並びが悪いことで口元や全身に悪影響が出ている患者様、健康を保ちたい患者様は、ぜひお気軽に『青山表参道矯正歯科クリニック』までご相談ください。

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