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インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダーとは?歯科クリニックの選び方も紹介

レッドダイヤモンドプロバイダー

マウスピース矯正のインビザラインについてインターネットなどで調べていると、『インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダー』という言葉を目にすることがあります。

インビザラインには独自のステータスランクというものが存在し、年間の症例数(マウスピース発注数)に応じてレッドダイヤモンドやブルーダイヤモンドなどのステータスが付与されます。

ただし、ステータスが高いと抜歯症例や難症例が得意だったり安心感があったりするように感じられますが、一概にそうとはいえないのが実情です。

この記事では、インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダーについて詳しく解説するとともに、インビザラインによる矯正治療を受ける歯科クリニックの選び方を紹介します。

インビザラインによる矯正治療を検討している方やプロバイダー制度について知りたい方は、ぜひご覧ください。

目次

インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダーとは?

レッドダイヤモンドプロバイダー

冒頭でも紹介した通り、インビザラインには独自のステータスランクがあります。

このステータスランクは世界共通の制度であり、レッドダイヤモンドプロバイダーもそのうちのひとつですが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

ここでは、インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダーについて詳しく解説します。

インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダーはステータスのひとつ

マウスピース型矯正装置のインビザラインの提供元であるアライン社では、年間症例数に応じてランク分けする独自の『プロバイダー制度』を設定し、1年に1度実績評価を行っています。

『インビザラインレッドダイヤモンドプロバイダー』は、その中の最高位にあたるランクで、インビザラインの年間の矯正治療スタート症例数1,000件以上のドクターや歯科クリニックに与えられるステータスです。

実際のところ、診療やクリンチェックまですべてひとりのドクターが行って年間1,000件以上の症例を扱うのは不可能です。

そのため、レッドダイヤモンドプロバイダーに認定されているのは、複数の店舗を運営していて複数のドクターが勤務している歯科クリニックである可能性が高いと考えられます。

※1人のDr.のアカウントに、すべてのクリニックの患者様を集約してあたかもそのDr.がすべてマウスピース矯正治療を行っているかのように広告等で患者様を集客するために発信している。

プロバイダー制度には9つのランクがある

インビザラインのプロバイダー制度には、年間症例数に応じて以下の9つのランクがあります。

  • ブロンズプロバイダー:年間1症例以上
  • シルバープロバイダー:年間11症例以上
  • ゴールドプロバイダー:年間21症例以上
  • プラチナプロバイダー:年間51症例以上
  • プラチナエリートプロバイダー:年間101症例以上
  • ダイヤモンドプロバイダー:年間151症例以上
  • ブラックダイヤモンドプロバイダー:年間401症例以上
  • ブルーダイヤモンドプロバイダー:年間751症例以上
  • レッドダイヤモンドプロバイダー:年間1001症例以上

プロバイダー制度は、歯科クリニックがマウスピースをどれだけリピート注文しているかをアライン社が把握できるようにしたものです。

また、プロバイダー別でマウスピースを発注する際に割引があります。これによって、インビザライン社の割引も行われるため、ひとつのDr.アカウントに集約してしまうという悪循環が生じます。

そもそもこのランキングは資格ではありません。意外と知られていませんが、基本的にはマウスピースを注文すれば、治療結果などに”まったくもって”関係なく得られるものであることを患者様は十分理解しておきましょう。

※称号を謳っている先生の経歴に大学の矯正歯科、矯正専門医での研鑽がない先生は非常に疑問です。また、矯正歯科専門の資格および歯学博士などといった長年に渡って矯正歯科治療を学んで来た先生方が習得しているきちんとした称号が何一つない場合は非常に不思議です。

そのため、1年間で抱える患者様の数が多ければ与えられるものであるといえます。つまり、よい治療をしているからもらえるものではないのです。

レッドダイヤモンドプロバイダーとインビザライン認定医の違い

レッドダイヤモンドプロバイダーとは、インビザラインによる矯正治療の症例数が年間1,000名を超えたドクターに与えられるステータスです。

一方、インビザライン認定医とは、インビザラインの提供元であるアライン社によるセミナーを受講したドクターのことです。インビザラインによる矯正治療を行うにあたり、実践的な技術や知識を習得することでたった2日あれば取得できます。

レッドダイヤモンドプロバイダーは、1年間に多くの症例数をこなしていることの証、インビザライン認定医はインビザラインを患者様に販売する承認を得た証となるものです。

どちらもドクターの知識や技術の高さを直接証明するものではありませんが、インビザラインによる矯正治療を検討する際に自分の考えを決める手がかりのひとつにするとよいでしょう。

ランキングの高さが良好な治療結果につながるとは限らない

インビザラインを取り扱う歯科クリニックの中には、レッドダイヤモンドプロバイダーであることを『売り』として強く押し出しているところもあります。

しかし、上述の通りレッドダイヤモンドプロバイダーは、1年間にインビザラインへマウスピースを発注した件数によって付与されるものであるため、技術力が高いことを裏付けるものでは一切ありません。

インビザラインによる矯正治療の経験が浅いドクターであっても、無料モニターなどと謳って多くの患者様を集めて大量のマウスピースを発注すれば、レッドダイヤモンドプロバイダーというステータスを得ることができます。

つまり、ランキングの高さは良好な治療結果とはまったく関係がないということです。

2023年には、レッドダイヤモンドの歯科医師が関与した数億円規模の詐欺事件もありました。年間で1,000症例というのは、現実的にはよい治療をしようとしていれば、見ることのできない症例数なのです。

インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、ドクターの技術力の高さが非常に重要となるため、プロバイダーランキングはあくまでも参考程度にしましょう。

また、SNS(TikTokやInstagram、YouTubeなど)で症例が上がっているかもしれません。

年間1,000人もの患者様をとっていれば、そのうち何割かはうまくいきます。そのうまくいった症例だけをSNSにあげているのです。

また、うまくいかなかった患者様に関しては、口コミを書かれたら法的な措置を取るなどして脅しているレッドダイヤモンドのクリニックも見受けられました。

医療としては、あまり本質的ではないと考えます。

インビザラインによる矯正治療を受ける歯科クリニックの選び方

レッドダイヤモンドプロバイダー

レッドダイヤモンドプロバイダーが歯科クリニック選びの決定的な決め手にならないのであれば、どのようにして矯正治療を受ける歯科クリニックを決めたらよいのでしょうか。

ここでは、インビザラインによる矯正治療を受ける歯科クリニックの選び方を紹介します。

患者様の数が適正である

インビザラインをはじめとするマウスピース矯正治療では、一人ひとりの患者様のシミュレーションを作る数に限界があります。他の診療やクリニックの運営なども行っている場合はなおさらです。

ひとりの患者様のシミュレーションに十分な時間をかけるとすると、具体的には月5件程度となり、10〜20件だとシビアな状況になります。

生きている時間のほぼすべてを矯正に割けばさらに増やせるかもしれませんが、そのようなドクターやクリニックは存在しないため、年間で50〜150症例程度が適正値だといえます。

プロバイダー制度のステータスでいうと、『ゴールド』や『プラチナ』あたりの先生がおすすめです。

ひとりのドクターが最後まで診てくれる

診察を行うドクターとクリンチェックを行うドクターが異なる歯科クリニックもありますが、美しい症例は一人のドクターが最初から最後まで一貫して担当していなければ難しいものです。

矯正治療だけでなく、歯科治療は患者様の口腔内の環境を総合的に把握することが大切です。また、患者様との信頼関係を築くことにもつながり、安心感が増してよりスムーズに治療を進めることができます。

ひとりのドクターをごり押しして複数店舗を展開しているクリニックはやめた方がいいでしょう。その先生が見てくれるわけではありません。

勤務する経験の浅いドクターや、技工士がシミュレーションを作っているケースも多々見受けられます。

幅広い矯正装置を取り扱っている

インビザラインによる矯正治療を受診する場合は、インビザライン以外の矯正装置をどれだけ取り扱っているかも確認してみましょう。

なぜなら、インビザラインはワイヤーとブラケットを使ったワイヤー矯正(表側矯正や裏側矯正)とは異なる仕組みで歯並びを整えていくため、それぞれに得意な歯並びと不得意な歯並びがあるからです。

ワイヤー矯正も取り扱っている歯科クリニックであれば、歯並びによってはインビザラインと併用した最適な治療を受けられる可能性もあります。

広告でワイヤー矯正よりも口元を引っ込めることができるマウスピース矯正とのキャッチフレーズを見かけることもありますが、不可能である可能性が非常に高いです。

矯正を専門とする歯科医師であれば同じように言うでしょう。

iTeroを導入している

『iTero』とは、インビザラインを提供するアライン社が開発した光学式口腔内スキャナーです。インビザラインによる矯正治療を始める場合に歯形を取るために用いられます。

iTeroでは患者様の口腔内の様子をコンピューター上に完全再現することが可能です。

そして、それをもとに治療計画・シミュレーションを行ってマウスピースを作成することで、より精密なマウスピースが完成します。

また、従来は歯形を取るときに印象材を使用していたため、嘔吐反射が起きて不快な思いをされることがありました。しかしiTeroを用いれば歯をなぞるだけで不快感を覚えずに歯形を取ることができます。

矯正専門クリニックで長年経験を詰んだ矯正認定医・専門医がいるクリニック

インビザラインによる矯正治療を安心して受けるには、矯正専門クリニックで長年経験を積んだ矯正認定医・専門医がいるクリニックで矯正治療を受けることが大切です。

一般歯科でも矯正治療を行っていてインビザラインを取り扱っている場合もあります。

しかし、何年にもわたってインビザラインをはじめとするマウスピース矯正やワイヤー矯正による矯正治療を行い、歯並びや咬み合わせを整える治療に携わってきた矯正認定医・専門医の方が、治療期間中にトラブルが起こる可能性は少ないと考えられます。

まとめ

矯正治療は決してどこで受けても同じ結果が得られるわけではありません。

特にマウスピース矯正のインビザラインに関しては、教科書や参考書などもまだ未熟です。症例数の多さは矯正治療を受診する歯科クリニックを決める場合のひとつの指標とはなり得ますが、ステータスのみで決めるのではなく参考程度にしておいた方がよいでしょう。

また、インターネット上で検索するだけでは本当によい歯科クリニックなのか決めることは難しいため、実際にカウンセリングを受けて院内やドクターの雰囲気などでご自身に合っているか確かめてみることをおすすめします。

青山表参道矯正歯科クリニック』では、大学病院や都内矯正専門医で研鑽を積んできた2人の矯正歯科医が確かな診断と技術をご提供いたします。

患者様一人ひとりに適した治療方法をご提案し、最後まで責任をもって治療を行いますので、インビザラインによる矯正治療を検討されている患者様は、ぜひお気軽に『青山表参道矯正歯科クリニック』までご相談ください。

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