東京都内での矯正歯科クリニックの失敗しない選び方14選！ポイントを把握して自分に合ったクリニック選びを
これから矯正治療をはじめようと考えている患者様は、どのようなクリニックに行ったらいいのか分からない事が多いと思います。
また、どのようなポイントを見てクリニックを選ぶべきか悩む患者様が非常に多いです。
どこで矯正治療をしても一緒では？と考える患者様もいますが、実は選ぶクリニックによっては歯科医師自体の技術や機械が異なり、仕上がりにも〝雲泥の差〟が生じてしまいます。
この記事では、東京都内での矯正歯科の選び方を紹介します。
ポイントをおさえて矯正歯科を選び、納得のいく矯正治療を受けましょう。
矯正治療ができるクリニック
矯正治療は、大学病院・一般歯科・矯正歯科で治療が受けられるのが一般的ですが、これらはどのような違いがあるのでしょうか。
まずは、矯正治療ができるクリニックを詳しく紹介します。
大学病院
大学病院には、矯正専門の歯科医師が多く在籍していて、多くの意見の中から治療方針が決められるのが特徴です。
また、大学病院であれば大外れはないだろうという安心感にもつながります。
さらに、矯正歯科以外の一般歯科や外科やその他専門の科との連携もスムーズにとれるため、虫歯や抜歯、外科手術を行う場合もスムーズな引継ぎが可能です。
ただし、一般の歯科医院に比べるとスピード感が劣ることや、一人ひとりの患者様に対応する時間が限られており、丁寧な対応は期待できない可能性もあるでしょう。
あくまで大学病院はドクターを育成するための研修機関であり、なおかつ臨床研究をメインとしています。
よって、治療を担当していただく歯科医師を選べないため、経験の浅い歯科医師が担当になることもあるなどのデメリットもあります。
また、混雑していて予約が取りにくいケースがあるうえに、夜遅くや日曜祭日の通院を希望する方には向いていないでしょう。
先述した通り、大学病院の特徴としては、ドクターを育成するための研修機関や、学術的な論文の執筆がメインになることや、国の許可や大学の意向などによって数年遅れの治療になることなど、最先端の矯正治療が受けられないというケースもあります。
例としては、マウスピース矯正（Invisalign , Angel Aligner , SPARKなど ）による抜歯、非抜歯矯正治療、舌側矯正（裏側矯正）を行わないなどが挙げられます。
一般歯科医院
一般歯科は、虫歯や歯周病の治療から小児歯科・矯正歯科まで幅広く担当できる歯科医師が在籍しているのが特徴で、同じ歯科医院でさまざまな治療が受けられます。
通い慣れた歯科医院で治療が受けられるため、リラックスした状態で通院できるのがメリットといえるでしょう。
ただし、矯正専門医が常勤しているわけではないため、万が一矯正装置に不具合が生じたなど緊急の場合でも、対応が遅れてしまうケースがあります。
さらに、近年難しい問題となっているのが〝矯正治療の知識が乏しい歯科医師〟でも安易にマウスピース矯正などをはじめてしまうケースが多いことです。
矯正治療の知識や技術は簡単に身に付くものではないにもかかわらず、法律上は一般的な医師でも〝歯科医師免許を持ってさえいれば〟矯正治療を行えます。
患者様にとっては、一般歯科のみを行っている歯科医師なのか、矯正歯科を専門に行っている歯科医師なのかを見分けるのも非常に難しいでしょう。
また、一般歯科では、矯正専門の歯科医師が常勤していないため、歯科医師クリニックに来る矯正診療日（1ヶ月の中で2 、3日ほど）に患者様が都合を合わせて来院しなければいけなかったりなどデメリットが挙げられます。
地域によっては、矯正歯科が近くにないことで一般歯科で矯正治療を受けることも考えられますが、都内には矯正を専門とするクリニックが多くあるため、足を伸ばしてでも矯正専門のクリニックを受診するべきといえます。
患者様が思われている以上に、歯科の分野は専門性に特化しています。決してどこのクリニックも一緒ではございません。
昨今の日本においては、マウスピース詐欺などが生じてしまい私どもも非常に胸が痛いです。
朝日新聞『歯の矯正で「詐欺商法」、150人が提訴 「モニターで無料」うたう』
矯正歯科医院
矯正歯科クリニックは、矯正専門の歯科医師が在籍しているため、矯正装置の不具合などが生じてもすぐに対処できるのが特徴です。
日曜祭日の診療や夜遅くまでの診療など柔軟に対応しているケースが多く、生活のペースに合わせて通いやすいでしょう。
また、矯正歯科専門のクリニックは、所属する歯科医師が大学病院や都内矯正専門医を経由しているなど、多くの実績を重ねているため、高い技術が期待できます。
ただし、矯正専門の歯科クリニックでは虫歯の治療などは行えないため、別の歯科クリニックで虫歯を治してから通う必要があります。
さらに、矯正治療の途中で虫歯になってしまった場合は矯正歯科クリニックでは治療ができないため、一旦矯正治療を中断して別の歯科クリニックに行く必要があるケースも出てくるでしょう。
矯正専門の歯科医師の中には、一般歯科の知識が乏しい歯科医師がいることも懸念されます。
虫歯・歯周病・舌癌などは矯正治療前に発見する必要があるため、矯正治療だけではなく歯科知識もある矯正歯科を選ぶと安心です。
東京都内での矯正歯科クリニックの選び方
いざ矯正歯科クリニックに行きたいと思っても、東京都内には多数の矯正歯科があり、どのようなポイントに気を付けて選ぶべきか迷ってしまうこともあります。
ここからは、東京都内での矯正歯科クリニックの選び方を紹介します。
日本矯正歯科学会認定医・指導医等が在籍している
日本矯正歯科学会認定医および指導医は大学病院の矯正歯科を経由して、少なくとも5年以上の矯正専門の勉強に特化しているということになります。
昨今、よく見る〝インビザラインレッドダイヤモンド〟などといった一般企業が出しているような称号ではなく、国から認可をされている称号となるため、信憑性が非常に高いです。
また、インビザラインを発注する場合のドクターアカウントがあるのですが、そのアカウントを複数人に使用させることで、マーケティングだけに特化した〜ダイヤモンドといった称号だけを取りに行く先生も後を経ちません。
※必ずその先生の経歴を確認して、大学病院および矯正専門での実績があるのかを確認したがいいでしょう
本来であれば、インビザラインのライセンスも矯正歯科経験が5年以上ないと習得できないとインビザライン社が掲げているにも関わらず、マーケティング主体となってしまっているため、セミナーをたった2日受講すれば誰でも習得できるようになってしまっています。
日本国内の歯科医師免許を有する方
5年以上 の歯科矯正の経験を有し、かつ、以下のいずれかの要件を満たす方
▶国内外の大学にて歯科矯正学を履修された方
▶その他施設にて歯科矯正学を履修された方
出典元：インビザライン
そのような背景から、前述した通りマウスピース詐欺などが生じてしまったと考えられます。
一般企業が出している称号は、基本的には治療がうまい先生ではなく商売がうまい先生に与えられていることが非常に多いです。
表側のワイヤー矯正を行うのであれば、1つの安心材料と言えるでしょう。
矯正治療を行う歯科医師が担当医制である
矯正治療を行ってくれる歯科医師が来院する時に毎回バラバラであるクリニックはやめたほうがいいかもしれません。
ドクターの引き継ぎなどのコミュニケーションの中で、問題が生じたりすることが多いです。
また、1人の下手なドクターが一度調整するだけでも、治療期間が伸びてしまったり、上手く歯が並ばなくなってしまうこともあります。
患者様と担当ドクターとの間でゴール地点を共有し、矯正治療ごとに評価していくことでより良い矯正治療が可能になるのです。
矯正治療は、担当医制でなければきれいな歯並び、理想とするような歯並びに到達するのは難しいでしょう。
マウスピース矯正専門クリニックは避ける
マウスピース専門のクリニックと言うのは避けたほうがいいかもしれません。
昨今、マウスピース矯正がビジネスとして捉えられてしまい、矯正専門ではない多くの歯科医師や企業がマウスピース専門のクリニックをオープンしてしまっているのが実情です。
アメリカでは、そのような背景が非常に問題視されて淘汰されました。（スマイルダイレクトクラブ）
特に東京ではそのような現象が顕著に起こっています。
もちろん、中には真面目にやられているクリニックもありますが、全国的に多店舗展開しているマウスピース矯正のクリニックは、マウスピース矯正だけで治そうとしてしまうため、患者さんのもっとより良くできる可能性をつぶしてしまいます。
また、患者様は矯正料金は払い終わっているにも関わらず、一向に矯正治療が終わらないためどんどん患者様がクリニックに溜まって行ってしまって医療の質が落ちるといった負の連鎖が生じてしまいます。
いわゆるポンジスキーム状態です……
また、ここ最近経営破綻をしているクリニックの多くがマウスピース矯正の専門クリニックだと痛感します。
SNSに力を入れているかつ費用が安いクリニックは避ける
SNSや広告でよく見るクリニックで、なおかつ費用が安いクリニックとは少し注意が必要です。
開業して間もないクリニックであれば、SNSや広告でよく見るのは仕方ないかもしれませんが、開業して数年経っているのにもかかわらず、SNSや広告が常に流れていて、それでいて費用が安いと言うのは少し治療技術を疑っても良いかもしれません。
矯正治療がうまい先生は基本的には都内では大体1,000,000円前後の装置代金であることが多いです。
矯正費用を参考にする場合は、国の医療機関である大学病院と比較するといいでしょう。
大学病院は、あくまで国の機関であるため正当な料金体制です。
よって、大学病院より格安および非常に高いクリニックは避けた方がいいでしょう。
多店舗展開していないクリニック
矯正治療は担当するドクターの技術や知識に大きく左右される、属人性が高い分野になります。
そのため、基本的には矯正歯科は他店舗展開は向いていないのです。
どうしても他店舗展開しているクリニックで雇われている先生とは、技術レベルが低い可能性があります。
矯正歯科専門で開業しているかつ他店舗展開していないクリニックを選ぶと良いクリニックである可能性が高いです。
歯科医師がオーナーであるクリニック
最近では、歯科医師がオーナーではないクリニックが増えてきています。
そのようなクリニックでは、歯科医師が判断するのではなく、医療を知らない一般人が経営方針を決めるため医療からはどうしても遠ざかってしまい、ビジネスに寄ってしまう可能性が高いです。
そうなると、矯正治療のクオリティーはやはり落ちます。
そのようなクリニックの見分け方としては、なかなか難しいですが、芸能人やインフルエンサーが多く訪れているような場所というのは避ける方が良いのかもしれません。
複数の矯正装置を取り扱っている
矯正歯科のなかでも、マウスピース矯正のみ行っているなど、限定される矯正器具でしか治療できないクリニックは避けましょう。
矯正治療にはさまざまな選択肢があり、歯並びや咬み合わせによって合っている矯正器具が異なります。
ワイヤー矯正はどのような歯並びにも対応しますが、マウスピース矯正は適応症例があり、不向きとされる症例も存在します。
しかし、選択肢がないクリニックでは適応していない症例であるにもかかわらず、マウスピース矯正を勧められてしまうことも多々あるでしょう。
複数の矯正装置を取り扱っている矯正歯科であれば、症例に合った矯正装置はもちろん、希望の矯正方法を選べる可能性もあります。
事前に費用・治療期間などの詳しい説明がある
矯正治療は、実際に使用する装置の費用だけではなく通院の都度かかる処置料や、保定期間に使用する矯正器具の費用など、さまざまな追加費用が発生します。
カウンセリングの段階で、総額でどの程度の費用が必要かしっかり説明してくれる歯科クリニックを選びましょう。
また、費用とともに事前に把握しておくべきなのは治療期間です。
治療期間が長くなれば長くなるほどその分の処置料が嵩むことや、イベントに合わせた矯正治療などが難しくなるため、最初に説明を受けることが重要です。
なお、当クリニックの料金はコチラをご参考ください。カウンセリング時により詳細な料金や治療期間についてご説明させていただきます。
装置によるメリット・デメリットの説明がある
矯正器具には表側矯正・裏側矯正・マウスピース矯正（インビザライン、エンジェルアライン、スパークなど）がありますが、それぞれメリット・デメリットが存在するため、メリットだけではなくデメリットも説明してくれる矯正歯科クリニックを選びましょう。
例えば、矯正装置を目立たせたくない患者様にとって、表側矯正よりも裏側矯正のほうがメリットのある治療法ですが、裏側矯正は表側矯正よりも治療期間が長くなることや、費用が高くなること、口腔内でのトラブルが発生することなどがデメリットとして挙げられます。
また、矯正装置が見えにくく取り外しができるマウスピース矯正（インビザライン、エンジェルアライン、スパークなど）も、長時間の装着が必要であることや症例が限られることがデメリットとなります。
どの部分を重要視するかは患者様によって異なるため、メリット・デメリットを判断材料としてしっかり説明してくれる矯正歯科がおすすめです。
一般歯科との連携がとれている
矯正専門の歯科クリニックは、矯正治療のみを行っていることが多いため、虫歯や歯周病の治療は他院で対応する必要があります。
そのため、一般歯科との連携がとれていて、どの歯科医院に行ったらいいか相談にのってくれたり、歯科医院を指定してくれたりする矯正歯科がおすすめです。
虫歯や歯周病は矯正治療前だけではなく、矯正治療中もリスクが高まるため、対応してくれる一般歯科を見つけておくためにも連携がとれているか確認しておきましょう。
通院しやすい場所にある
矯正治療は数年かかることがあるため、通いやすい立地であることが重要です。
場所は勤務地や自宅の近くで、時間も通いやすい時間帯で診療を行っていることを確認しましょう。
東京都内は車で通うのが難しいため、駅チカであることを条件に探すのがおすすめです。
矯正中のトラブルに即対応できる
矯正治療中は、矯正装置が壊れてしまったり歯にかかる力が強すぎて痛みが我慢できなかったりと、トラブルがつきものです。
そのようなトラブルが生じたときに、すぐに対応してくれる矯正歯科を選びましょう。
矯正歯科医が常勤でいる矯正歯科であれば対応に問題はありませんが、一般歯科では対応できないこともあるため注意が必要です。
コミュニケーションがとりやすい
矯正治療は歯科医師とのコミュニケーションをしっかりとることが非常に重要です。
矯正の知識や実績があっても、患者様とのカウンセリングや会話を重要視していない歯科医師では、患者様の不安は募る一方です。
不安なことや不明点を患者様が質問しやすい空気や、わかりやすい治療計画の説明などは矯正治療を進めていくうえで非常に重要でしょう。
歯科医師との相性を見極めるためにも、無料カウンセリングがある矯正歯科を選ぶのがおすすめです。
まとめ
矯正歯科は、東京都内だけでも数が多く迷ってしまうことも多いでしょう。
どのクリニックに行けばいいか迷ったら、本記事で紹介したポイントを軸にクリニックを探してみてください。
『青山表参道矯正歯科クリニック』では、無料カウンセリングによって患者様に最適な矯正治療をご提案させていただきます。
矯正治療に長年携わってきた2人の矯正歯科医が、それぞれの目線で患者様にとってどのような治療が最適かを判断します。
東京都内でどの矯正歯科に行ったらいいか迷っている患者様は、ぜひ表参道駅から徒歩45秒の『青山表参道矯正歯科クリニック』までお気軽にご相談ください。