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ルミネアーズの特徴と注意点!根本から歯並びを治す矯正治療についても解説

ルミネアーズ

『ルミネアーズ』とは、歯の表面に0.1〜0.5mmの非常に薄いチップを貼り付けることで、理想の歯の色と形を実現する審美歯科治療です。

自分の健康な歯をほとんど削らず治療回数も少なくて済むため、検討されている患者様もいらっしゃることでしょう。

この記事では、ルミネアーズの特徴とラミネートベニアとの違い、注意点を紹介します。歯並びを根本から改善できる矯正治療についても解説いたしますので、歯並びや歯の色が気になる患者様はぜひ最後までご覧ください。

目次

ルミネアーズとは新しい審美歯科治療のこと

ルミネアーズ

『ルミネアーズ』は、アメリカの歯科メーカー・デンマット社が開発した新しい審美歯科技術で、ラミネートベニアの進化版とも呼ばれています。

日本ではまだそれほど知られていませんが、ルミネアーズであれば大切な自分の歯を残しつつ、短期間で歯の色や形を美しく整えることが可能です。

1986年から臨床試験が開始されたアメリカでは、年間3万人以上がルミネアーズを用いた歯科治療を受けているといわれています。

臨床試験では、1986年に装着したルミネアーズが2011年になっても変わらぬ白さを保ち、割れたり折れたりすることなく、虫歯にもなっていないという結果が出ています。

ルミネアーズは、美しい歯を長期間維持できる可能性のある審美歯科技術であるといえるでしょう。

ルミネアーズの特徴

ルミネアーズ

ルミネアーズはチップを歯の表面に貼って、色や形を整える審美歯科治療です。

手軽に美しい歯を手に入れられるとして徐々に知られるようになりましたが、どのような特徴があるのか知らない患者様も多いのではないでしょうか。

ここでは、ルミネアーズの特徴を紹介します。

健康な歯をほとんど削らない

ルミネアーズの治療では、虫歯などで他の治療が必要でない限り、自分の歯を削ることはほとんどありません。

歯を削らずに薄い膜のようなチップを歯の表面に貼るだけで治療が完了するため、痛みもなく麻酔をする必要もありません。

大切な天然歯を削ることに抵抗がある患者様、歯を削るドリルの音が苦手な患者様、小さな痛みも感じたくない患者様でも治療が受けやすいといえるでしょう。

強度と耐久性に優れている

ルミネアーズは強度と耐久性が天然の歯とそれほど大きく変わらないのが特徴です。

セラミックの進化版とされる『ポーセレン』という素材で作られた膜を歯の表面全体に貼り付けるため、強度に優れています。

また、チップを歯の表面に貼り付けるために使用する接着剤も強力なものです。100%外れる心配がないわけではありませんが、一旦歯に接着してしまえば長期間キープできるケースが多いでしょう。

治療回数が少ない

患者様の歯並びによりますが、ルミネアーズは歯を削らずにチップを貼り付けるだけで済むため、治療回数が少なくて済みます。

一般的には2回ほどで治療が完了します。虫歯治療が必要な場合でも、最大4回ほどの通院で治療を終えられるケースがほとんどです。

ただし、患者様の歯並びによってはルミネアーズを貼り付ける治療を行う前に、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を用いた矯正治療が必要な場合もあります。

理想の白さと形状に調整できる

ルミネアーズは患者様が理想とする白さと形状に歯を整えられる審美歯科治療です。

どの歯を治療したいのか、理想の歯の白さや形状などの情報を歯科医師に細かく伝え、その後に採った歯型をもとに歯科技工士がチップを作成します。

チップが完成したら色味や形状、歯に接着した際の違和感、咬み合わせの調整を行って行くため、患者様の納得のいく治療が受けられる可能性が高いといえます。

表面の虫歯を予防できる

ルミネアーズはポーセレンという素材で作られた人工歯です。

ルミネアーズ自体が虫歯になることはなく、歯の表面にも虫歯の原因菌が付着しにくくなるため、虫歯の予防にもつながります。

とはいえ、歯磨きが必要ないわけではありません。

ルミネアーズを長持ちさせるためにも、装着後は正しいデンタルケアを行って定期的に検診を受けるようにしましょう。

ラミネートベニアとの違い

ルミネアーズ

『ラミネートベニア』とは、歯の表面を削って薄い板のようなもの(チップ)を貼り付ける審美歯科治療です。

ルミネアーズと同じように歯の表面に適切な色のチップを貼り付ける審美歯科治療ですが、両者には大きな違いがあります。

まず、歯の表面にチップを貼る際の過程が異なります。ラミネートベニアはチップを貼るために歯を削る必要がありますが、ルミネアーズは歯を削らずに歯の表面にチップを貼ることが可能です。

また、ルミネアーズは薄いところで0.1、厚いところでも0.5mmほどの厚みしかありません。

チップというより薄い膜のようなものに近いため、貼り付け後の違和感も覚えにくいといえるでしょう。

一般的にラミネートベニアの厚みは0.5〜0.8mmほどだといわれていますが、患者様の口腔内の状態に応じて1〜1.5mmほどの厚みにすることもあります。治療後に厚みが気になる場合でも、徐々に慣れていくことがほとんどです。

ルミネアーズの注意点

ルミネアーズ

ルミネアーズは自分の歯を削らずに理想の白さと形に整えられる審美歯科治療ですが、どんなにメリットの多い治療でも注意すべき点があります。

ルミネアーズの治療を受ける際は以下の点に注意しましょう。

  • チップの作成期間が長い
  • 治療が受けられない場合もある
  • 費用が高額になる
  • もとの歯よりも厚みが出る
  • 割れたり外れたりする可能性がある
  • 治療が受けられる歯科クリニックが少ない

ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説します。

チップの作成期間が長い

ルミネアーズは少ない治療回数で歯を理想の白さと形状にできますが、チップの作成期間が長い点に注意が必要です。

通常、ルミネアーズの治療では1回目にカウンセリングを行って2回目にチップの調整を行います。

一般的にチップの作成には1ヶ月ほどかかるケースが多いため、1回目と2回目の治療の間隔があいてしまいます。

すぐに理想の歯を手に入れられると思っていた患者様にとっては、チップの作成期間が長いと感じることもあるでしょう。

治療が受けられない場合もある

もともとの歯並びが悪すぎる場合は、ルミネアーズの治療が受けられない可能性があります。

例えば、歯列が若干ズレている場合やすきっ歯(空隙歯列)には対応できますが、大幅な歯列のズレや隙間がある場合は対応できません。

また、八重歯・乱杭歯などの叢生深い咬み合わせ(過蓋咬合)交叉咬合などの不正咬合(歯並びや咬み合わせが悪い状態)がみられる場合も治療が受けられない可能性があるため、歯科医師とよく相談しましょう。

費用が高額になる

ルミネアーズは、保険が適用されない自由診療の審美歯科治療であるため、治療にかかる費用のすべてを患者様が負担することになります。

審美歯科治療の中でも、特にルミネアーズに使用されるポーセレン(セラミック素材)は高額になりがちです。

一般的に、1本につき35,000〜50,000円程度の費用がかかることを知っておきましょう。

もとの歯よりも厚みが出る

ルミネアーズは0.1〜0.5mmしか厚みのないチップを使用しますが、自分の歯を削るわけではないため、もとの歯よりも厚みが出てしまいます。

口の中はほんの0.1mmの違いでも大きな違和感を覚えるほど繊細です。

非常に薄い膜のようなルミネアーズであっても、慣れるまでは違和感が生じる場合もあります。

割れたり外れたりする可能性がある

ルミネアーズのチップは、接着すれば自分の歯のエナメル質部分にピッタリと密着するため、強度に優れています。

しかし、歯ぎしりがひどかったりぶつけたりしてチップに大きな負荷がかかってしまうと、どうしても割れたり外れたりすることもあります。

治療が受けられる歯科クリニックが少ない

ラミネートベニアの進化版であるルミネアーズは、日本に上陸してまだそれほど経っていません。

製造も独占所有権で守られていて、治療が受けられる歯科クリニックが少ないのが現状です。

また、ルミネアーズの治療を行うためには資格が必要である他、デンマット社が定める基準をクリアした設備を保有している必要があります。

そのため、ルミネアーズを取り扱っている歯科クリニックが自宅近くにない場合、通院に時間がかかる可能性があります。

根本から歯並びを治すには矯正治療が必要

ルミネアーズ

ルミネアーズは歯の表面に薄い膜のようなチップを貼り付けて歯の色や形を整える審美歯科治療ですが、歯並びを根本的に治すには矯正治療が必要です。

ここでは、矯正治療について紹介します。

歯並びを根本から治す矯正治療とは?

矯正治療とは悪い歯並びや咬み合わせを、きちんと咬み合うように整える歯科治療です。

歯が正しく咬み合っていないと、食べ物がしっかりと咬めないだけでなく、虫歯や歯周病のリスクの上昇につながります。

矯正治療では、矯正装置を装着して歯や顎骨に力をかけて徐々に動かしていき、歯並びと咬み合わせを治していきます。

矯正治療というと子どもが行うイメージがある患者様もいるかもしれませんが、大人でも可能です。

歯並びがルミネアーズだけでは治らないと判断された場合は、矯正治療を行ってからルミネアーズの治療を行うこともあります。

矯正治療の種類

ルミネアーズでは改善できない歯並びも整えられる矯正治療には、主にマウスピース型矯正装置(インビザライン)と表側矯正、裏側矯正の3種類があります。

ここでは、それぞれの矯正治療について紹介します。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)

『マウスピース型矯正装置(インビザライン)』とは、透明なプラスチック製のマウスピースです。

患者様一人ひとりの歯並びに合ったマウスピースを装着し、徐々に形の違うものに交換しながら理想の歯並びへ整えていきます。

装着してもマウスピースが目立たないため、矯正治療を受けていることが周囲にバレにくいのがメリットです。

また、マウスピースでホワイトニングもでき、歯磨きや食事の際は自分で取り外すことが可能です。

しかし慣れるまでは発音が不明瞭になったり装着時間を守らないと予定通りに歯を移動できなかったりする可能性もあります。

当クリニックのマウスピース型矯正装置(インビザライン)

表側矯正

『表側矯正』とは、ブラケットという矯正装置を歯の表側に装着し、ワイヤーを通して歯並びを整えていく矯正治療の方法です。

もっとも伝統的で一般的な矯正治療で幅広い症例に対応できますが、笑うと金属が目立ってしまうデメリットがあります。

ただし、近年では透明や白色の矯正装置が登場したことで、従来のものと比べて目立たせずに矯正治療を受けられるようになりました。

当クリニックの表側矯正

裏側矯正

『裏側矯正』とは。ブラケットを歯の裏側に装着してワイヤーを通して歯並びを整えていく矯正治療の方法です。

歯の裏側に矯正装置を取り付けることで、口を開いても外から見えることはほとんどないため、矯正治療中であることを周囲に気づかれにくいというメリットがあります。

ただし、慣れるまでは矯正装置が舌に触れて違和感を覚えたり、発音が不明瞭になったりすることがあります。

当クリニックの裏側矯正

まとめ

ルミネアーズとは、ラミネートベニアの進化版と呼ばれる審美歯科治療の一種です。

ポーセレンという素材でできた薄い膜のようなチップを歯の表面に貼り付けることで、歯の色や形を整えられます。

自分の健康な歯を削らずに理想の歯を手に入れられますが、患者様の歯並びによっては治療が受けられないこともあります。

そのような場合は、矯正治療で歯並びと咬み合わせを根本から整えるのがおすすめです。

『青山表参道矯正歯科クリニック』では、「矯正歯科医である私たちがされて嬉しい治療」をモットーに、矯正歯科治療が好きな2人の歯科医師が立ち上げた矯正歯科専門クリニックです。

歯並びを根本からきれいにしたい、自分の歯を美しい状態で維持したいという患者様は、『青山表参道矯正歯科クリニック』までお気軽にご相談ください。

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